素材の個性を活かした濃厚魚介トンコツ
九条ネギのさわやかな甘味も好アクセント
「麺屋武蔵・武骨」で修行した店主が、09年・堀切菖蒲園駅の近くに店をオープン。食材の組み合わせなど試行錯誤を重ね、完成したのが、豚頭や豚足、鶏ガラなどの動物系と、煮干しやカツオ節といった魚介系を20時間以上煮込んだ濃厚なトンコツ魚介スープだ。その味わいは、こってりとしながらもアクをこまめにとっているため、くさみもなく、魚介の豊かな風味が際立った1杯。また、味にむらができないように、注文を受けてから1杯ずつ小鍋で温めるなど、手間ひまを惜しまず丁寧に作られている。トッピングの京都直送の九条ネギも、かみ締めるたびに、さわやかな甘みが口いっぱいに広がり、好アクセント。メニューは、看板の「濃厚豚骨魚介ラーメン」(¥780)のほか、特製ラー油が効いた、刺激的な「辛坦々麺」も好評を呼んでいる。
株式会社セイズインターナショナル
田村 浩二